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あることないこと

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bonobos ライブツアー 「Let's go 三匹!!!」 @盛岡

音楽

昨晩は、bonobosのライブツアー「Let's go 三匹!!!」の盛岡公演を観てきました。岩手県公会堂の21号室にて。めちゃくちゃ良かった!
私はアルバムで言うと『ULTRA』(2011年)からbonobosに入ったクチで、実はそれ以前の作品をまだ全ては聴けていません… ので、あの曲でどうだったとか細かい事は全然言えないので申し訳ないですが、ちょっとざっくりとした感想を。

開演予定は19時だったけれど、それより5分くらい早かったんじゃないかな。ふいに3人がすっと入ってきて、お互いに向き合う形で3角形にセッティングされた楽器の前へ。不自然なほど自然な始まりには「グッドモーニング・マイ・ユニコーン」。管楽器やスティール・パンの音はしないけれど、数十センチと離れていない距離感で聴けるバンドの音はとても勇壮でした。

中盤の、あれはやっぱり「THANK YOU FOR THE MUSIC」からなのかな。蔡さんのキーボードで聴けたその曲には、音源よりも断然ぐっと込み上げてくるものがありました。会場の雰囲気もようやく温まったその曲以降、何度も目の焦点が合わなくなり、ぼやけた視界のなかで耳だけはずっと澄まされていて、ぼーっとしながらも体の赴くままにリズムを取っていました。最後までずっとその感覚でいられたのがとても気持ちよく、嬉しくもありました。

昨日の最初のうちは客席がガチガチだったんです。緊張感ではなく、みんなどうしていいものか分からない感じ。この雰囲気って、恐らく昨日に限らず地方で行われるライブに共通して見られる状況ではないでしょうか。というのは、先月に仙台でくるり(w/サンフジンズ、細野晴臣)を観た時にも同様の空気を感じたところだったので。
東京や大阪などと違って、カルチャーの中心地で活躍するアーティストを日常的に観られるわけではないですから、地方は。それで慣れていない感じになってしまうのでしょうか。音楽を聴いて各々が思うままに楽しめばいいのですが、地方では1つの公演のなかでそこに至るまでに多少の時間がかかってしまうような気がします。

昨日思ったのは、そういう「徐々に客席の空気がほどけていく」感じというのが、地方公演の面白さでもあるのかなと。私も地方に住んでいる身。昨日はすっかり場の空気に飲まれて、前半はちょっと固まってしまっていたのですが、先に書いた通り中盤以降はぐっと音楽に惹きこまれて心から浸れている感覚がして、それはそれは心地よい時間でした。で、その会場に火を点した曲が昨日は「THANK YOU FOR THE MUSIC」という音楽賛歌だったわけで、そのことがなんだかとても感動的だったよなぁと、終演後に思ったのでした。