2010年代前半のベストトラック(邦楽)を選びます
という音楽だいすきクラブの企画に参加します!〆切ぎりぎりセーフ?アウト?でした。あぶないあぶない…
自分ルールとして1アーティストにつき1曲(でないと3アーティストくらいで30曲埋まってしまいそうだったので)とだけ決めて、あとは「絶対にこれ!」という曲も「選べるわけがないから客観的な視点もちょっとプラスしてこれ!」という曲も入れました。ただ、その縛りの緩さが悩みの種になったわけでして(汗)あれもこれもと脳内論争をして結局決着をつけられなかったのが数曲あり、それらは今回は入れないことに… それで中途半端な27曲になりました。順位付けはしていません。というか決められませんでした。並びは単にアーティスト名の読みの五十音順です。ではでは。
・赤い公園「交信」
「風が知ってる」、最新曲「NOW ON AIR」とかも大好きだけど、ピアノの単音ラインの素敵さにノイジーな音像が混ざってくるギャップが印象的で、やっぱりこの曲。
・ASIAN KUNG-FU GENERATION「マジックディスク」
・avengers in sci-fi「Two Lone Swallows」
日本的な情緒のある詞とメロディーをこの疾走感のなかで、という。アベンズのキラーチューンとはまた違う趣かも知れない曲だけれど大好き。
・andymori「CITY LIGHTS」
出会いの曲なので。ほとんど転がるように駆け抜けていく勢いの良さったら。
・OGRE YOU ASSHOLE「ロープ」
オウガ、まだフェスでしか観たことがないのですが、ワンマンに行ってどっぷりとあの音の渦に飲み込まれたいものです。
・木村カエラ「Sun shower」
とても幸せでキラキラとした曲。ベリテンライブ'12にて、まだ名前がない曲と紹介されて、ひと聴き惚れ。きっと晴れの野外の解放感のなかで聴けたから、いっそう響いたのです。
・きのこ帝国「海と花束」
分厚いギターの重なりの上で神秘的にも響く歌声。光射す新曲「東京」と迷ったけれど、おそらくこれまでと次作のアルバムとを橋渡しするような大事な1曲な気がして、こちらに。
・9mm Parabellum Bullet「カモメ」(Strings version)
聴いた時に「これは意外!」と思って、ここから逆に9mmにハマるきっかけになった曲。これ以外の曲だとオリジナルもいいのだけど、MTV Unplugged のアコースティックアレンジの方をよく聴いちゃいます…
・クリープハイプ「ラブホテル」
クリープハイプの歌は自然と口ずさみたくなる心地よさがあるので、尾崎さんは素晴らしいメロディーメイカーなのだと思うけど、うっかり親の前で口ずさんでしまうと怪訝な顔をされそうな歌詞が多いので気を付けています… 音・歌ともに湿度高めな感じがして、夏ソングが似合うバンドだなと。
・くるり「There is (always light)」
発表&発売されたばかりだけど滑り込みで入れちゃう。音楽周辺のことに首を突っ込んでいった結果、本当に自分は音楽が好きなのか?と迷路にハマりそうになっていたところでこの曲に出会えてよかった。
・サカナクション「ユリイカ」
「アイデンティティ」や「夜の踊り子」や「ルーキー」や「ミュージック」がランクインするのだろうなと思いつつ、そっとこれを選びます。音の置き方が個人的にとても気に入っていて、実はライブよりもヘッドホンやイヤホンで、ひとり聴きたい曲。それも冬のしんしんと寒い日に。
・syrup16g「生きているよりマシさ」
こちらも聴いたばかりだけど、これからも聴き続けるであろう曲なので。
・cero「Contemporary Tokyo Cruise」
・高木正勝「きときと‐4本足の踊り」
この並びにはイレギュラーだけど(それにルールからやや外れてるけど…)めちゃくちゃ好きなので。映画「おおかみこどもの雨と雪」のサウンドトラックから。台詞がほとんどない、画と音楽で見せるシーンに流れる曲。
・チャットモンチー「満月に吠えろ」
『変身』を発売したあとのツアーに行きました。ぐるぐるとパートチェンジをしながら演奏する2人は本当にかっこよかった。言葉で直接的には言わないまでも、決意のような覚悟のようなものが伝わってくる音でした。
・トクマルシューゴ「Decorate」
リズムに楽器に、自由で飄々としているようで、でもセンチメンタルな響きも含んでいたり。MVも好きです。
・南波志帆「こどなの階段」
作曲:サカナクション山口一郎、作詞:ベボベ小出祐介。こういう話題がないとなかなかアイドルには手が回らない自分ですが、これは気持ち良くてよく聴いてます。
・the HIATUS「Shimmer」
管楽器群がぶわっと風を吹かせているよう。ハイエイタスはアルバムごとに色が変わるのでどうにでも選びようがあって迷いました。
・BUMP OF CHICKEN「ray」
今年のツアーで「天体観測」や「ガラスのブルース」に劣らず確実にライブでひとつのハイライトを描く、大団円を結ぶような曲になっていたのでこれを。ライブのまさにその時間をぎゅっと反映する「宇宙飛行士への手紙」、個人的に大好きな「セントエルモの火」、思い入れのある「HAPPY」などなど迷いました。
・People In The Box「ダンス、ダンス、ダンス」
イントロの流れに乗ってついつい聴いてしまいます。途中、音が詞の世界観に寄っていくように不穏になるというか、揺らぐ瞬間が好きです。
・Base Ball Bear「short hair」
ベボベと言ったら夏で、夏の去り際にはこの曲だと思う。けれど、アルバム『二十九歳』の「光蘚」〜「魔王」のコンビや、feat.REYMESTERの「THE CUT」などなどありますよね(迷)
・星野源「夢の外へ」
源さんもどうにでも選びようが… で、これかなぁ。歌い方が「くだらないの中に」の頃と現時点とのハイブリッドな感じがしますね、いま聴くと。<僕は真ん中をゆく>ってこの人が歌うから信用できるのです。単純に、元気をもらえます。
・bonobos「あなたは太陽」
12分45秒の生命の賛歌。あたたかくて、どこかおどけてもいて、ふいに歌われる<あなたの未来に祝福を/圧倒的な祝福を>の力強さ、心強さたるや。
以上です。相変わらずの幅の狭さ… だけど、やっぱり音楽好きです。好きな曲を振り返って並べて聴くのは楽しかったのと同時に、もっと色々な音楽に触れるというか、感動の種類を増やしていけたらいいなぁと改めて思いました。選び抜けずじまいになってしまった数曲もあとでリストにしようかな。