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あることないこと

140文字以上はこっちで

椎名林檎 『逆輸入〜港湾局〜』

私事ですが中学・高校と6年間、吹奏楽部に所属していました。オーボエ担当。冬季のアンサンブルコンテストで一時的にパーカッションに駆り出されたり、中高とも学生指揮で基礎合奏を担当したりしていました。
今年になって、50回目を迎えた母校の定期演奏会を観に行ったり、今も楽器を続けている友達に誘われて一般吹奏楽団の見学をさせてもらったりと、久しぶりに吹奏楽な日々が続いておりました。

そんな数ヶ月を経て聴いた1枚、椎名林檎『逆輸入〜港湾局〜』。他アーティストや舞台への提供曲を、各曲ことなるアレンジャーが編曲して林檎さんが歌ったセルフカバーアルバム。
大友良英さん編曲のM1「主演の女」、それから村田陽一さん編曲のM6「望遠鏡の外の景色」。特にこの2曲、大勢の管弦によるダイナミックなアレンジにがつんとやられました。どうやら私がまだ吹奏楽モードに在るようで、元奏者としての血が騒ぐというか、燃えるんです(笑) この曲、思いっきり吹きたい。大勢で合奏したい。そういう奏者視点でも胸のすく気持ち良さがある2曲。

東京事変も、新曲「NIPPON」も大好きですが、林檎さんの歌は一般的なロックバンド編成よりも、オーケストラなりビッグバンドなり大人数の管弦アンサンブルのなかで一層際立つんじゃないか、ということを思いました。ロックじゃないとかポップじゃないとか、そういう話ではなく、そのメロディや歌唱やオーラの独自性はゴージャスな音像の中でも埋もれないというか。むしろそういう響きのなかでこそ発揮される表現力があるというか。林檎さんはその中心に鎮座するのがふさわしい感じがするのです。素敵に歳を重ねるにつれて、ますますバンドに止まらない多彩な音楽形態も似合うようになってきているなぁと。

上記2曲はMVなどがないのでこちらで…↓
https://itunes.apple.com/jp/album/reimport-ports-harbors-bureau/id871788454